ボールシートにカーボンを採用した高温用
ボールバルブにおけるシート部は、シール性の点から大変重要ですが、これまで一般に摩擦性、耐食性に優れたPTFEが使われてきました。しかし、低温あるいは200℃以上の高温での使用は体積変化が大きく、また荷重によってクリープが起こり150℃/1.96MPa程度が許容限界です。これまで充填剤などを加え性能向上に努めましたが、期待する性能を十分に得ることはできませんでした。
カーボタイトシート・ボールバルブは、従来から知られているカーボンをボールシート用に開発し、最高使用温度が500℃に耐える性能を発揮するボールバルブです。
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高温用カーボタイトシート・ボールバルブ
特長・仕様
- 最高500℃までの高温に使用できます。※
- 流れ方向は両方向使用できます。
- カーボンは電気の良導体であるため、静電気帯電防止機構は不要です。
- 圧力損失が少ない。(フルボア形)
- サイドエントリー型のため、分解・メンテナンスが容易です。
- 火災の場合でも、シートが焼失することがありませんので、本質的にファイアーセーフ機構を有しています。
※酸化性流体の場合の最高使用温度は450℃となります。
シート許容漏れ量
- 水圧漏れ“0” 性能のバルブです。
気体圧(空気または窒素ガス)※
※ANSI/FCI 70-2クラスVIで許容漏れ量を規定 - 高圧ガス認定品又は検査圧力指定時
シート漏れ量(mℓ/分)=21.75×口径(インチ)×差圧(MPa)
試験流体:空気
製品仕様
本体 | 2ピースフランジ形 |
肉厚 | ASME B16.34 クラス150 |
面間 | ASME B16.10 クラス150 |
管接続 | JIS B2220 10K/20K ASME B16.5 クラス150/300 |
※カタログP48